【活動報告】直方・鞍手薬剤師会にて現地講演を行いました — 改定への関心の高さを実感

令和8年5月11日、直方・鞍手薬剤師会様にお招きいただき、「令和8年度診療報酬改定における調剤ベースアップ評価料等について」をテーマに現地にて講演を行いました。

今回はオンラインを介さない「現地開催のみ」という形でしたが、会場には経営者や管理薬剤師の皆様にお集まりいただき、対面ならではの熱気あふれる研修会となりました。

■ 講演のトピックス

薬剤師と社会保険労務士の両視点から、以下の3点を中心に約50分間の解説を行いました。

  1. データで読み解く調剤薬局経営の現状 最新の調査結果をもとに、他業種に比べた賃金伸び率の遅れなど、薬局が今すぐ取り組むべき課題を共有しました。
  2. 調剤ベースアップ評価料の算定と実務 令和8年度改定の最重要事項である「ベースアップ評価料(4点)」について、算定要件や対象範囲、そして「賃金改善への100%充当」という厳格なルールへの対応策を詳しく解説しました。
  3. 福岡県独自の賃上げ・物価高騰支援金 受給のために不可欠な「ベースアップ評価料の届出」との連動性や、実績報告における注意点についてお伝えしました。

■ 活発な質疑応答:現場の切実な疑問に回答

講演終了後には、会場の皆様から非常に多くのご質問をいただきました。

  • 「パート職員や40歳以上の薬剤師への配分はどう考えるべきか」
  • 「社会保険料の会社負担分をどこまで算入できるのか」
  • 「将来的に評価料が廃止された際のリスクをどう管理するか」

など、いずれも現場のコンプライアンス維持と人材定着に直結する鋭い質問ばかりでした。一つひとつの疑問に対して、法的な根拠と薬局実務の両面から回答させていただき、私自身も皆様の改定に対する関心の高さと熱意を肌で感じる貴重な機会となりました。

■ 講師より

今回のベースアップ評価料は、算定開始にあたって5月中の届出が必要となるなど、非常にタイトなスケジュールが求められます。現地で皆様から直接お聞きしたお悩みや疑問は、まさに今、多くの薬局様が抱えている課題そのものです。 「制度を正しく理解し、正しく活用する」ことが、従業員の皆様を守り、ひいては地域の医療提供体制を守ることに繋がります。今後もこのような対話の場を大切にし、皆様のサポートに尽力してまいります。

主催いただきました直方・鞍手薬剤師会の役員・事務局の皆様、そして最後まで熱心にご聴講いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。


本講演に関連する「ベースアップ評価料の算定シミュレーション」や「賃金規定の改定」などの個別相談も承っております。[お問い合わせフォーム]よりお気軽にご連絡ください。